3.5.7 優先度指定
mvnop以外の任意のMV命令には 0 から 3 の優先度を設定できる。
詳細はチップ仕様書に譲るが、これはPDM、DRAM、L2BMのそれぞれにおいて、複数のMV命令に由来するアクセスが実行可能ならば、優先度の数値の大きい方のアクセスが先に実行されるというものである。
これはMV命令実行時間の最適化のためのオプションであり、待ち合わせ等が適切に行われている正しいアセンブリ列であれば、優先度の指定は計算結果には一切影響しない。
デフォルトの優先度は 0 である。
3.5.8 MV命令の基本モードで述べるMV命令の基本モードの解説では優先度の記述は省略する。
code:例
mvp/n256p3 $p0@0 $d0@0
優先度 3 のMV命令を発行する。